地図/信号/リズムと作曲

ポリリズム — 周期の違うものを重ねる

同心円を二つ置く。内側は 3 等分、外側は 4 等分。両方をぐるぐる回すと、二つの頭が揃うのは最初の一点だけで、あとはずっとずれ続ける。次に同時に頭へ戻るのは 3 と 4 の最小公倍数の 12 ステップ後。

ポリリズム。周期の違う拍を同時に進める。p 拍と q 拍を重ねると、両方の頭が再び揃うのは pq の最小公倍数のステップごと。互いに素な p, q ほど一巡が長く、ずれの模様が複雑になる。3 拍と 2 拍(または 3 拍と 4 拍)の重ねはヘミオラで、一方を主に聴くともう一方が裏拍に回って聞こえる。アフリカやラテンの打楽器、クラシックの 3 対 2 など、各地のリズムに共通して現れる。

両方の輪を同じ t で回しているが、t * ring.n で輪ごとに歩幅を変えているので、3 の輪は速く、4 の輪はゆっくり頭が動く。中心の点は t が整数に戻るたびに明るくなって、二つの頭が揃う一巡を示す。n を 3 と 4 から 4 と 5 にすると、一巡が 20 ステップに伸びて、ずれの模様が長くなる。